シェーカーボックスとは何だろう? 日本人にも馴染んだ使いやすい木製オーバルシェーカーボックス

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シェーカーボックスって聞いたことありますか? 雑貨屋さんなんかでもちょくちょく見かけるけど正式な名前を知っている方は少ないかもしれません。

楕円形の木製の蓋つきボックスで、形状は曲げわっぱ(木製の弁当箱)に酷似しています。

シェーカーボックスとは

シェーカーボックスのシェーカーは振る(シェイク)という意味では無く、キリスト教プロテスタントの宗派であるシェーカー教によって19世紀アメリカで作られた道具の一つです。

彼らのミニマルな生き方や、その生き方に沿った専用のアイテムに共感した職人や家具メーカーによってレプリカが作られて世界中に広がりました。

そのシェーカー教から名を取ってシェーカーボックスと言います。

物が少ない昔は、そこら中に生えている木をうまく加工して便利なものを作っていたんですね。

日本人にも馴染んだ使いやすい木製オーバルシェーカーボックス

日本とアメリカは全く文化が異なりますが、似たものを作っていたのは不思議な感覚ですよね。

因みに、北欧フィンランドでもヴァッカという同じようなものが作られて愛用されていました。

わっぱとヴァッカはなんとなく発音も似ていますね(笑)

こちらはそんなわっぱライクな木製オーバルシェーカーボックスです。

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文化が違っても作る物や課程が似るのは、人間が本質的に求めているからなのかもしれませんね。

因みに、シェーカー教は生活の全てがsimplicity(簡素)である事を理想としていたので、このようにミニマルな道具を愛用していました。

この辺りはプロテスタントと少し通じるものがあるように感じますね。

尚、余談ですがシェーカー教は独身主義(不淫の誓い)なので現在は衰退してしまっています。

男女が触れ合わずに教徒同士で共同体を形成、孤児等を養子に受け入れて共同体を維持するのが彼らの有り様でしたが、今の時代には合わないでしょうし、このシェーカーボックスも名前だけが残っていくのかもしれませんね。

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