文字入りでお洒落な木製のお弁当箱。いわゆる「わっぱ」です。素材は天然杉を使用しています。
懐かしい!という方もいらっしゃるかもしれません、というか著者がそんな世代です(小声)
木材を折り曲げて作るわっぱ弁当はその素材と技術から、日本独特の文化のように思えますが、実は非常に酷似したものが海外にも存在します。
それはシェーカーボックスというもの。シェーカーとは、「シェイクする」のシェーカーではなく、「シェーカー教が愛用していた」ところから名付けられています。
シェーカーボックスとは薄い木材を曲げて作られる、シンプルなオーバル型の木箱。
19世紀にキリスト教プロテスタント宗派のシェーカー教徒たちが作った、シェーカー家具に連なる道具のひとつとして登場します。
その後、多くのメーカーや職人がレプリカとして復刻製造し、世界中に広がりました。
(参照:シェーカーボックス – Orné de Feuilles)
シェーカーボックスとわっぱはサイズ感が異なるだけで基本的に目的と形状は同じものです。
こうしてみると異文化ながらも同じものを作るあたり、人間の本質が見れ得て興味深くもありますね。
懐かしい感じではありますが、ローマ字で文字が加えられており、モダンな印象になっています。
ノスタルジー感あるかもしれませんが、実は結構実用的というか、衛生的なのです。
木材はコロナなどの抗ウイルス、細菌などの抗菌といった抑制効果が確認されています。(参照:木材の抗ウイルス・抗菌作用)
プラスチックや金属性よりも抗菌、抗ウイルス性がある反面、耐久性に欠けたりするのでどういう面を重視したいかに寄ります。
とはいえ、こういう時代なので菌やウイルスを寄せにくいというのは大きなメリットですよね♪