岩倉榮利氏がデザインした、素材と塗装と美しさに妥協せず設計した知る人ぞ知る名作モダン3人掛けソファ、NEW CITYのご紹介です。
日本を代表する巨匠の家具デザイナーの1人である岩倉榮利氏が手掛けた2人、或いは3人掛けソファはベーシックながらも他のデザイナーでは真似しようのない気品を持っています。
岩倉榮利とは
岩倉榮利(いわくら えいり)氏は、日本の家具デザイナーで、1981年渋谷PARCOパート3、に自身のブランドショップ「ROCKSTONE」をオープンしたのをはじめ、各地に次々と出店、2008年にはパリルーブル美術館で開催された「感性 Kansei-Japan Design Exhibition」への出展も果たしました。
2019年7月に亡くなるまで30年間で5つのブランドを創設、廃盤になった商品が一つもない、まさに日本を代表するデザイナーです。
そんな岩倉榮利氏が手掛けたモダンな木製フレームのソファ、「NEW CITY」がこちらになります。
岩倉榮利氏は生前に講演会で以下のように話していました。
「ものづくりの原点は“こんな家に住みたい”という思いが基本。自分が欲した商品は長く支持される」
語った通りで前述したように廃盤となったプロだプトは皆無で、彼の生み出した家具は飽きられることなく全て継続して愛されています。
東京の洋家具は、江戸以来の家具職人の技を受け継ぎ、粋な気風が感じられる、と考えており、モダンで木の風合いを生かした家具が得意で、メジャーなブランドの「都美」だけでなく、NEW CITYにもその片鱗が見受けられます。
一切妥協しない岩倉榮利氏の物づくりはNEW CITYのように、家具として具現化され、亡くなった今も形として残り、私たちに問いかけてくれます。