毎年お正月に飾る鏡餅。
習慣になっているから、飾らないとモヤモヤするから、餅は食べないけど一応飾る、なんて方も少なくありません。
でも、習慣だからと、食べないものを飾るために毎年買うというのも気が引けるのではないでしょうか。
そんな現代人の思考と伝統的な習慣の間に挟まれて悩んでいる方に新しい「木製鏡餅」をご提案させて頂きます。
ミカンまで用意された天然木無垢材を使用した木製の鏡餅
そんなお悩みを持つあなたにぴったりのアイテムが、今回ご紹介する「天然木無垢材の鏡餅」。
要は毎年使える耐久性やデザイン性の高いイミテーションを用意して毎年飾りませんか?というご提案になります。
習慣には沿ってるけど、イミテーションに抵抗がある、という方は、本来の鏡餅の歴史や役割を知ればその懸念も払拭される事と思います。
「鏡餅」の歴史を紐解く
鏡餅は日本人の生活に浸透した正月の習慣ですが、詳細を学校で習う訳でもないのでどういう経緯で始まったのか、なぜ「鏡」なのか、など知らない事が多いですよね。
鏡餅は知っての通り正月に飾るものですが、目的は神への供物、或いは依り代として供えるために飾ります。
鏡、と付くのは鏡餅の造形が昔の鏡に似ているためです。
鏡は古来からあの世とこの世の境であると考えられており、神事に頻繁に用いられてきました。
また、別説で鏡を三種の神器の八咫鏡、ダイダイ(ミカン)を八尺瓊勾玉、串柿(干し柿)を天叢雲剣に見立てた疑似三種の神器としたともされています。
神道の考えで、スサノオノミコトの子で来訪神である大年神が年の始まりに各家を訪れるとされており、門松や鏡餅はその供物や依り代、要は「ご神体」となります。
鏡餅はお年玉の原点
正月が終わって鏡餅を割って家族で食べる風習は、依り代となった鏡餅に神の再生の力が宿っている、つまりその餅を食べる事で新しい生命を体内に取り込めるとされました。
歳神さまの魂が込められたもの、つまりお年玉は「御歳魂(オトシダマ)」でもあったのです。
こういった歴史を知ると習慣だからといって、餅は飾るけど、餅を食べずに捨ててしまう、という方は余計に抵抗があるかもしれませんね。
大年神様の神気(運気など)が宿った鏡餅を、家長が子供たちに与え、家族みんなで「食べる」ということが「お年玉」の原点です。
現金などの風習になったのは江戸時代からとされています。
そんな鏡餅ですが、実は昭和10年頃は実際の餅ではなく陶器製の餅を飾るブームがありました。
イミテーションに抵抗がある方もいるかもしれませんが、ご神体の依り代が目的なのでイミテーションでも問題ありません。
餅は食べないけど神気を取り入れたい、という方は合わせて神さまの好きなお神酒を供え、鏡割りの時期に飲むと良いでしょう。
木製鏡餅をオススメする理由は様々です。
自然の温もり:天然木の温もりは、お部屋に優しい雰囲気を作る。
インテリアとして:シンプルなデザインでインテリアにも馴染みやすい。
環境に優しい:天然素材を使用しているため、環境への配慮も。
今回ご紹介する鏡餅は、天然木無垢材で作られています。
無垢材ならではの温かみのある木目が、お部屋に自然なアクセントを加えてくれます。
また、経年変化によって味わいが深まるのも魅力の一つです。
木製鏡餅は、お正月を特別な日にする、そんなアイテムです。
餅は食べないし、毎年食べないものを買う事に抵抗がある、という方は木製鏡餅を試してみては如何でしょうか。