世界3大の建築巨匠の1人、フランク・ロイド・ライトがデザインした卓上照明「タリアセン(TALIESIN)」。
この名作のテーブルランプが、ライト財団とのコラボレーションによって忠実に再現され、復刻版として登場しました。
この照明は、ライトの独創的なデザイン哲学と優れた工芸技術を組み合わせ、美しい形状と機能性を兼ね備えています。
フランク・ロイド・ライトが作った卓上照明「タリアセン(TALIESIN)」の復刻版
フランク・ロイド・ライトが作った卓上照明「タリアセン(TALIESIN)」の復刻版です。
見て真似て作ったチープなリプロダクト等ではなく、公式のフランク・ロイド・ライト財団と協力し、残された図面を元に設計、調査や厳選な査定をクリアした、正規品に限りなく近い復刻版となっています。
世界的な建築デザイナーがデザインしたユニークで機能的なテーブルランプ、シンプルながらも存在感があり、強い印象を見る人に与えてくれそうです。
タリアセン(TALIESIN)について
実はフランク・ロイド・ライト氏は「タリアセン」という名を非常によく好み、多用しました。
世界遺産に登録されている「フランク‐ロイド‐ライトの20世紀建築作品群」に含まれている本人の自宅(ウィスコンシン州スプリング グリーン)もタリアセン、という名を付けています。
この名はライトの血筋とタリエシン(イングランド・カンブリアの詩人)に由来しています。
彼の祖父リチャード・ロイド=ジョーンズはユニテリアン派の伝道師でした。
リチャード・ロイドはドルイド(ケルト人の司祭)の血筋を受け継いでおりリチャード自身もドルイドの長でした。
この立場から着想を得たライトはウェールズ風の名前としてタリアセンを選びました。
ライトはタリアセンをドルイドであり、かつアーサー王の円卓の騎士であるとも見做しており、彼にとって非常に重要な名前だった事が伺えます。
そして、今日ご紹介した復刻版のテーブルランプは、この自宅のためにデザインしたランプなのです。
頑丈な木製ベースで組み込まれており、やや太めの木製シャフトは、避難所を想起させるデザインの正方形のシェードを支えています。
建築家の特徴的な構造形態の1つである「塔」の屋根。
その屋根から柔らかく拡散した光は、リビングルームの読書灯や企業オフィスのサイドランプとして適しています。
復刻版のタリアセンは、フランク・ロイド・ライトのデザイン哲学を受け継いでいます。
彼は「内的な真実を最も豊かに明らかにするデザインが、最良のデザインである。」と言いましたが、この照明も同様に光と影を巧みに使い、空間を美しく機能的に演出します。
そのため、タリアセンは単なる照明器具ではなく、アート作品としても楽しむことができます。
フランク・ロイド・ライトの作品は、その美しさと革新性から今でも多くの人々に愛されています。
復刻版のタリアセンは、彼のデザインの傑作を手軽に楽しむことができる素晴らしいアイテムです。
そのタイムレスなエレガンスは、どんな空間にも魅力を与え、長く愛され続けることでしょう。