皆さんは映画やドラマ、雑誌などの中で、コロンと丸いアヒルの木製オブジェを見たことは無いでしょうか?
今から半世紀以上も前の話、北欧デンマークの首都コペンハーゲンのとある春の日に、とても心温まるする出来事がありました。
ナチスドイツがデンマークに侵攻、コペンハーゲンを占領し、解放されたのがナチス政権が崩壊した1945年。
それから10数年と、まだ戦争後の混乱の最中でしたが、そんなコペンハーゲンで道に迷ったアヒルの親子が、よちよちと道路を渡ろうとしていました。
そこに通りかかった警察官が、その小さな命を守ろうと、車を止めたのです。
コペンハーゲンの春の奇跡が生んだ、永遠の愛らしさ。「Duck」が教えてくれる大切なこと。
今の時代で見れば何気ない出来事かもしれませんが、戦争と侵略に怯える時間の長かった皆の心のすさんだデンマークで起きた、このニュースで人の本来の優しさを再確認できたのです。
このハートフルなニュースにインスピレーションを受けて生まれたのが、デンマークの巨匠デザイナー、ハンス・ブリングが手掛けた木製オブジェ「Duck」。
つぶらな瞳と、ちょこんとたたずむ姿が、なんとも愛らしいではありませんか。
まるで、あのコペンハーゲンの春の光景がそのまま飛び出してきたかのよう。
現代に蘇る、デンマークの人々を癒した木のアヒル
今日ご紹介するのはハンス・ブリングが手掛けた木製オブジェ「Duck」のリプロダクト。
姿かたちはそのまま、可動式の頭もしっかり再現されており、複数用意すれば様々なシーンをお部屋の中で作り出す事が出来ますよ。
リプロダクトなのでオリジナルのように脚部に刻印は入っていませんが、映画やドラマで何度も見た、あの名作と同じものをリーズナブルに手に入れる事が出来ます。
「Duck」の魅力、その秘密
この「Duck」、ただ可愛いだけの置物じゃありません。
素材には、ぬくもりを感じる天然木のチークやビーチが使われています。
一つひとつ丁寧に削り出され、磨き上げられたその質感はプラスチック製品にはない優しい風合いを感じさせてくれます。
手に取れば感じる、木の温もりと、当時の北欧デンマークに吹いた優しい息吹が伝わってくるかのよう。
「Duck」の魅力は、そのシンプルさの中にある奥深さだと思います。
丸みを帯びたフォルムは見ているだけで心が安らぎ、首を少し傾げたような愛嬌のある表情は、どんな空間にもそっと溶け込んで和やかな雰囲気を作り出してくれます。
あなたの生活に自然と溶け込む、調和する。
リビングの棚にちょこんと飾ったり、玄関で「いってらっしゃい」「おかえり」って見守ってくれたり。
書斎のデスクに置けば、ふとした瞬間に目が合って心が和むかもしれない。
子供部屋に飾れば優しい木の質感が子供たちの豊かな心を育んでくれるかも。
「Duck」は、ただ置いて眺めるだけじゃなく、そっと触れてみたり、角度を変えてみたりするのも楽しいんです。
木の滑らかな手触りや光の当たり具合によって変わる表情は、いつまでも飽きさせない魅力がありますよね。
リプロダクトになっても色褪せない、「Duck」が持つ普遍的な魅力
このオブジェを見ていると、あのコペンハーゲンの春の日の警察官の優しさ、それを許容出来た人々の温かさ、アヒルの親子の懸命さ、そんな心温まる情景が目に浮かんできます。
たった一つの小さな出来事が、こうして時を超えて人々の心を繋ぐ美しい形になったのだと考えると、なんだかすごくロマンチックに感じますね。
もちろん時代は変わっても、「Duck」が持つ普遍的な魅力は色褪せません。
それは、私たちがいつまでも大切にしたい、家族の温かさだったり、小さな命への優しさだったり、そういう普遍的な価値観を、この愛らしいアヒルの親子が体現しているからなのかもしれません。
「Duck」を傍において、人の本来の優しさを感じよう。
忙しい毎日の中で、ふと「Duck」の姿を目にすると、肩の力がふっと抜けて、優しい気持ちになれる。
それは、このオブジェが、私たちに大切な何かをそっと語りかけてくれているからなのかもしれません。
「Duck」は、単なるインテリアグッズではなく、コペンハーゲンの春の日の、心温まる奇跡の記憶であり、ハンス・ブリングの温かい眼差しであり、そして、私たち自身の優しい気持ちを映し出す、特別な存在です。
もし、あなたが日々の暮らしの中に、ちょっとした安らぎや、心温まるエッセンスをプラスしたいと思っているなら、この「Duck」は、きっとあなたの心にそっと寄り添ってくれるはず。
その愛らしい姿は、きっと、あなたの毎日をより豊かなものにしてくれるだろうから。
この小さなアヒルの親子が、あなたの元にも、コペンハーゲンの春の日のような、温かい幸せを運んでくれますように。