日本で家具を作り、私たちの生活を陰から支えてきた伝統工芸の技術で作られた飛鳥工房製の木のスピーカーと真空管アンプセットが、ふるさと納税の返礼品として登場しました。
佐賀県諸富町には東西約3キロメートルに家具関連企業があつまる地区で創作家具にオーダー家具や木製玩具などの小物を作っている工場が沢山あり、ここを産地とする家具は諸富家具として佐賀県指定伝統的地場産業に指定されています。
大川家具という名前を聞いたことがある方は多いと思いますが、これは福岡県大川市を山地にした家具で、諸富は筑後川を挟んで大川市の隣に位置します。
諸富家具は大川家具と共に発展してきた伝統的な家具の名産地です。
そんな諸富家具の木工伝統工芸技術で作られたのがこの木製スピーカーです。
伝統工芸技術で作られた木のスピーカーと真空管アンプセット
真空管アンプとは、過去に電気製品に広く使われていた真空管をオーディオに適用したアンプのこと。
サウンドは柔らかく、真空管にしかない音が出せるとあって一部の音楽活動を行う方に根強い人気があります。
ピンキリですが、基本的には真空管アンプはとっても高額です。
こちらは高性能ではないものの、伝統工芸である点やハンドメイドの木製スピーカーもセットである点から、そこそこの値段です。
それがふるさと納税の返礼品として登場した、つまり納税すれば無料で手に入る、という事になります。
制作元の飛鳥工房とは
制作は佐賀県佐賀市諸富町に工房を構える飛鳥公房です。
実はこの飛鳥工房、誰もが知る有名企業に依頼される、確かな技術を持った職人チームなんです。
例えばBEAMSやThe North Face、UNITED ARROWSなどなど、他にも様々な神社などの木製御朱印帳なども手掛けています。
独特な音を作り出す真空管アンプに、、同じく独特で優しい音響の木製スピーカーと、他に類を見ないアイテムのセットが実質無料なのは驚愕です。
納税額はそこそこの金額ですが、製品の値段の17万が返礼品と考えると破格という他ありません。