北斎と国芳の名画が人気ブランドのスニーカーと共に再登場!?「CONVERSE ALL STAR UKIYOEPRINT HI」をご紹介します。
日本美術を代表する2作である葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」と歌川国芳の「相馬の古内裏」が、今度はスニーカーになりました。
スニーカーといえばやっぱり最初に浮かぶのはコンバースでしょう。
そんなコンバースから浮世絵を大胆にデザインした「CONVERSE ALL STAR UKIYOEPRINT HI」が発売されています。
コンバース浮世絵モデルスニーカー<CONVERSE ALL STAR UKIYOEPRINT HI>
このスニーカー<CONVERSE ALL STAR UKIYOEPRINT HI>は前述したように北斎の「神奈川沖浪裏」と国芳の「相馬の古内裏」の2つのモデルから選ぶことができます。
北斎の代表作「神奈川沖浪裏」を大胆にデザインしたモデル。
力強くうねる大波と、その上を進む小舟が印象的なデザインは、まさに日本の美を体現しています。
もう1つは国芳の「相馬の古内裏」をデザインしたモデルです。
骸骨の妖怪(がしゃどくろと呼ばれています)が描かれたユニークなデザインは、インパクト抜群です。
「相馬の古内裏」=「がしゃどくろ」は間違い?
因みに、国芳の「相馬の古内裏」は「がしゃどくろ」として名高いですが、実はがしゃどくろであってがしゃどくろでは無いのです。
「がしゃどくろ」は昭和中期に山内重昭や水木しげる等によって創造された妖怪の1つで、『「相馬の古内裏」の髑髏をモデルにした妖怪』です。
国芳の時代に「がしゃどくろ」という名や妖怪は存在していません。
では、国芳の描いた髑髏は何なのでしょうか?Wikipediaには以下のように書かれています。
国芳の『相馬の古内裏』は、江戸時代に山東京伝による読本『善知安方忠義伝』(うとうやすかたちゅうぎでん)を題材にした作品であり、「相馬の古内裏」は平将門の遺児である滝夜叉姫(たきやしゃひめ)が呼び出した骸骨の妖怪が大宅太郎光国(おおやたろうみつくに)に襲いかかる場面を描いている。原作では等身大の沢山の骸骨が現われる所を、国芳は1体の巨大な骸骨として描いている点に工夫と特色がある。
というわけで、原作「善知安方忠義伝」の髑髏を巨大化させて、より強調させた国芳の画風が、後に妖怪「がしゃどくろ」のモデルになった、という訳ですね。
よって、国芳の髑髏は「がしゃどくろであってがしゃどくろではない」という事になります。
2つのモデルとも、浮世絵の繊細なタッチを活かしながら、現代的なデザインに仕上げています。
アッパーには、キャンバス生地を使用し、履き心地も抜群です。
個性的なデザインのスニーカーは、ファッションのアクセントとして最適。
普段着はもちろん、ちょっとしたお出かけにもぴったりです。
北斎と国芳の名画をデザインした「CONVERSE ALL STAR UKIYOEPRINT HI」は、伝統と現代が融合した、唯一無二のスニーカーです。
スニーカー好きな方も浮世絵が好きな方も。ぜひチェックしてみてください♪