空間にお手軽な和の演出を。伊藤若冲の「虎図」を描いた暖簾

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40歳から絵師となった異端の天才画家、伊藤若冲の「虎図」を描いた暖簾をご紹介。
伊藤若冲の「虎図」は日本の美術史において重要な作品の1つとされています。

この作品は、若冲が江戸時代に描いたものであり、その独特なスタイルと技法が注目されています。
その虎図を、暖簾という形式を通じて、虎の迫力や力強さが表現されており、鑑賞者に強い印象を与えます。
また、若冲の作品は、自然界の生物をリアルに描くだけでなく、独自の表現方法を取り入れていることでも知られています。
そのため、若冲の芸術的な才能と創造力を象徴する作品ともいえる「虎図」を暖簾という形で自宅の空間を手軽に演出できるアイテムとして注目されています。

伊藤若冲がこの虎図を描いたのは宝暦5年(1755年)です。
想像できるように、当時は日本に虎は存在しません。

ではどのように描いたかと言うと、非常に単純な話ですが、模倣したのです。
模倣先は京都の正伝寺に伝わる李龍眠(現在は朝鮮の絵師であったという説が強い)「猛虎図」で、若冲のタッチを入れつつも非常に高い再現力となっています。

若冲の描いた虎図の右上には「我画物象非真不図、国無猛虎倣毛益摸」というテキストが入れられています。
これは「我れ物象を画くに、真に非ざれば図せず。国に猛虎なければ、毛益に倣いて模す」と読み、つまり「日本に虎がいないので模写をする」という意味になります。

虎図に限らず、彼の絵画は、細部まで緻密に描かれており、特に動物の毛並みや筋肉の表現には驚くべきリアリティが伺えます。
この「虎図」も例外ではありません。
暖簾の中央に描かれた虎は、迫力満点の姿勢で立ち、その毛並みはまるで触れることができるかのように描かれています。
伊藤若冲の技術の高さが、この暖簾を見る人々に強烈な印象を与えています。

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