北斎の世界を切子グラスに落とし込む職人の技が光る切子グラスの新境地。
誰もが知るあの大波しぶきが、あなたの手の中に納まります。
葛飾北斎の代表作「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」が、切子ガラスの技法によって、息をのむような美しさのグラスに生まれ変わりました。
北斎「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」デザインのハンドメイド切子グラス
江戸時代から続く伝統工芸、切子ガラス。
その繊細なカット技術と、北斎が描いたダイナミックな波や悠然と浮かぶ富士山。
一見、異なる世界のように思えるこの二つが、見事に融合したのがこちらの切子グラスです。
「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」の2つの絵を1つのグラスで楽しめるようになっています。
切子ガラスとは
よく聞く切子ガラスですが、多くの方は切子ガラスといえば江戸切子を思い浮かべるかもしれません。
そもそも切子は立方体の角を切り落とした形をさす切籠形(きりこがた)のようにガラスを加工する事から付いたとされています。
ポルトガルの宣教師によって16世紀に種子島にたどり着いたカットガラスは時を経て江戸の町にまで旅をします。
江戸に付いたガラスは江戸切子の祖とされる加賀屋久兵衛というガラス問屋によって生み出されました。
その後、島津藩が自身の領内の産業にしようと試みて薩摩でも切子ガラスが発展していきます。
現在では切子ガラスは江戸切子と薩摩切子がありますが、国の伝統的工芸品として指定されているのは江戸切子になります。
薩摩切子は一度技術が途絶えてしまったため、国の伝統的工芸品の条件に合わなくなりましたが、「県の伝統的工芸品」には指定されています。
ただ、国指定の江戸切子は立場上注目されやすいためネームバリューがある、というわけです。
また、多少技術も異なり、江戸切子はシャープなカットが特長、薩摩切子は色付け部分にボカシが入ります。
よって、北斎「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」デザインのハンドメイド切子グラスは江戸切子、ということになります。
まるで荒波が今にもグラスから飛び出してきそうな「神奈川沖浪裏」の躍動感。
波しぶきの白は、透明なガラスに映え、見る角度によって表情を変えます。
一方反対側には「凱風快晴」が掘られており、穏やかな富士山が穏やかな心を呼び起こします。
空と雲、そして墨絵のような富士山が、美しいグラデーションを作り出しています。
これらのグラスは、熟練の職人が一つ一つ手作業で作り上げています。
ハンドメイドでカットされる模様は、どれもが唯一無二。
まるで絵画を見ているような、奥深い味わいが楽しめます。
擦りガラスのような柔らかな光を通し、お部屋に温もりを添えてくれるでしょう。
お酒はもちろん、水やジュースなど、どんな飲み物も格別な味わいに。
北斎の描いた世界を、五感で味わえる贅沢。
それは、ただのグラスではありません。
芸術作品であり、工芸品であり、そして、日々の暮らしを豊かにするアイテムなのです。
北斎ファンの方、江戸切子に興味がある方、特別なグラスを探している方におすすめです。
ぜひ、この機会に、あなただけの特別なグラスを見つけてみてください。