日本最古の漫画とも言われる、作者不明ながらも国宝にもなった日本芸術を代表する作品の1つ、鳥獣戯画。
漫画が好きで動物の擬人化も好きな日本人の心に特に刺さるためか、知っての通り非常に高い人気となっており、展覧会などでも必ずと言って良いほど混雑します。
人気のアートは商品化にもなりやすく、特に日本芸術は日本伝統工芸とよく組み合わせてデザインされますよね。
今日ご紹介する、こちらの京焼の薬味入れにも鳥獣戯画の絵が採用されました。
竹匙付きの京焼(清水焼)の鳥獣戯画デザイン薬味入れ
日本の料理に欠かせない薬味を入れる京焼の薬味入れに人気の鳥獣戯画が入りました。
径5.5cm × 高さ5cmと、薬味入れならではの小振りなサイズも鳥獣戯画と合ってる気がします。
自分用の普段使いにはもちろん、ギフトにも丁度良いですね。
生姜や紅葉おろし、柚子胡椒、わさびなどなど、薬味は日本食によく使われますが、他国でもバジルやハリッサ、コチュジャン(韓国では薬味の事を「ヤンニョム」と呼ぶように薬味文化がある)、コリアンダー(香菜)、ミントなどなど種類は多くは無いものの存在はしますので海外の方へのギフトにも良さげですね。
京焼は、清水焼とも言いますが、基本的には京都で焼かれた陶磁器の総称です。
経済産業大臣指定伝統的工芸品として指定されており、歴史は古く、古墳時代から存在していたと言われています。
こちらの薬味入れも京焼で、同じ地の京都・高山山寺に伝わる、国宝「鳥獣戯画」を、白磁に染付で伸びやかに描かれています。
鳥獣戯画は、風変わりでユーモラスな雰囲気を持ち、見る人々に笑いを与えることができます。
竹匙付きの京焼(清水焼)の薬味入れにこの絵柄が施されることで、食卓に楽しさとユーモアをもたらすことができるのではないでしょうか。
この薬味入れは、京焼(清水焼)の技法を駆使して作られており、その細かな彫刻や緻密な絵柄は、職人の高い技術と情熱の結晶でもあります。
日本の伝統と職人の技術が詰まった逸品であり、食卓やインテリアに華やかさと個性をプラス出来るでしょう。