ゴーギャンが食べたゴッホの手作り料理とは!?ゴッホが食した料理レシピを26点掲載したアートなレシピ本<ゴッホ 旅とレシピ>

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おそらく世界で最も名の知れた画家、フィンセント・ヴァン・ゴッホ。

例え名の知れた偉人であるとはいえ、人である以上、何かを食べて生きてきました。

ゴッホは生前は絵が認められることが少なく、生活できる余裕も無かったので画商である弟テオから援助を受けていた程度には貧しかったのです。

そんなゴッホは、日常的に何を食べていたのでしょう?

今日はそんな偉人・ゴッホの食生活にフォーカスした、歴史とアートの視点から作られたレシピ本をご紹介します。

アートなレシピ本「ゴッホ 旅とレシピ」で、彼の情熱と孤独に触れる

ゴーギャンが食べたゴッホの手作り料理とは!?ゴッホが食した料理レシピを26点掲載したアートなレシピ本<ゴッホ 旅とレシピ>
「有名な偉人さんの食生活ってどんなだったんだろう?」そんな風に思ったことはありませんか?

当時の食べ物はどうだったのか、あの有名な人は何を食べて偉業を成し遂げたのか、食に拘りの強い日本人なら気になる方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、世界的巨匠、ゴッホが実際に食したであろう料理のレシピを26点も掲載したアートなレシピ本「ゴッホ 旅とレシピ」です。

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ゴッホの移り住んだ街や国をなぞった郷土料理のレシピ

ゴッホが何を食べていたか、といった詳細を知れる記録はあまり残されていません。

この本はそんなゴッホでも数少ない情報の手紙などを元に、生涯旅人だったゴッホの旅路をなぞって、その土地の郷土料理などのレシピを紹介する書籍となっています。

ゴッホが描いた「ジャガイモを食べる人々」

ゴッホが描いた「ジャガイモを食べる人々」 image by Wikipedia


例えば、ゴッホが描いた「ジャガイモを食べる人々」は弟テオのいるフランスに渡る前の、オランダのニューネン在住時に描かれた作品。

この絵から、庶民の食べ物の中心には芋があった事が伺えます。

日本でも貧しい時代や家庭では芋がメインとなっていましたし、現代でも貧困国と呼ばれる国では芋が中心の食材となっている事が多くあります。

ゴーギャンも食べた!?ゴッホの手料理

ゴッホが描いた「ポール・ゴーギャン(赤いベレー帽の男)」

ゴッホが描いた「ポール・ゴーギャン(赤いベレー帽の男)」 image by Wikipedia


2013年に国立新美術館で開催された展覧会「印象派を超えて ─ 点描の画家たち」ではゴーギャンとゴッホの共同生活で食生活に触れる1節がありました。

それによると、ゴッホの弟テオの仕送りが命綱だったアルルの生活で、ゴーギャンは節約のため自炊する事を決めたそうです。

ゴーギャンが料理を、ゴッホが買い物を担当する事になりましたが、一度だけゴッホがゴーギャンに手料理を振舞った事があるのです。

何を作ったのかは明かされていません(おそらくジャガイモのスープだったと考えられています)が、少なくとも食べられたものでは無かったそうです。

この事から、ゴッホの食生活は誰かが作ったものを食べるのが基本、つまり住んだ土地の郷土料理を主に食べていたのではないでしょうか。

ゴッホの人生を辿る、26のレシピ

アートなレシピ本「ゴッホ 旅とレシピ」
このレシピ本には、そんなゴッホが旅した各地で出会ったであろう料理のレシピが26点掲載されています。

これらのレシピを通して、ゴッホの人生や、彼が何を考え、何を感じていたのかを垣間見ることができます。

また、ゴッホの人生や作品に関するエピソードも満載。

読み物としても楽しめる、まさにアートな一冊なんです。

ゴッホの作品と料理がシンクロする、美しい写真

オランダにいた頃にゴッホが過ごしたクウェムの家 image by Wikipedia


レシピ本は実際にゴッホが訪れた場所で取材しているそうで、掲載されている写真は料理だけでなく、その地の美しい写真も掲載されています。

ゴッホの作品と土地の料理がシンクロし、あたかもゴッホと旅をしている感覚を抱かせてくれます。

美しい写真を見ているだけでも、心が満たされますね。

ゴッホの食卓を再現する、特別な体験

このレシピ本は、ただのレシピ本ではありません。

ゴッホの人生や作品、そして彼が愛した料理を通して、彼の情熱や孤独を感じることができる、特別な体験を与えてくれる一冊です。

ゴッホの食卓を再現し、彼の人生に思いを馳せる。

そんな特別な時間を、あなたも過ごしてみませんか?

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