「重文 鶴図下絵和歌巻」は、書は本阿弥光悦によって、絵は俵屋宗達によって描かれた2人の巨匠の合作品です。
そんな「鶴図下絵和歌巻」が描かれた女性向けの京扇子がとっても素敵だったのでご紹介します。
名作「重文 鶴図下絵和歌巻」が描かれた女性向けの京扇子
光悦の書と宗達の絵の組み合わせである「重文 鶴図下絵和歌巻」が描かれたこの扇子は、まさに日本美術の極みと言えるでしょう。
扇子自体は、和紙、骨35間、仕立は宮脇賣扇庵など、描かれた絵に加え、作りと素材で高級感をさらに高めています。
このような細部へのこだわりと職人技は、妥協を許さない日本の伝統職人ならではの技量とひたむきさの証です。
本阿弥光悦は「数寄者」、つまり書家であり茶人でもあり、後世の日本文化に大きな影響を与えました。
光悦の「重文鶴図下絵和歌巻」への貢献は、作品に添えられた美しく書かれた和歌に見ることができます。
これらの和歌は、作品全体に詩的で叙情的な要素を加え、その美的魅力を高めています。
この京扇子は、美しい鶴の絵と和歌が描かれており、女性向けと言うのも相まって雅やかな雰囲気を持っています。
鶴は日本の伝統的な象徴であり、長寿や幸福を象徴するとされています。
また、和歌は情感豊かな言葉が織り交ざり、心を癒してくれます。
この扇子は、その美しい絵と和歌が組み合わさった作品であり、日本の美意識や文化を感じることができる逸品です。
女性の手に持たれる姿は、優雅で上品な印象を与え、特別な場面やおしゃれな装いにぴったりでしょう。
是非、この「重文 鶴図下絵和歌巻」の京扇子を手に取り、その美しさと日本の伝統を堪能してみてください。
