北斎の多彩な才能に触れられるユニークな作品「北斎漫画」内の変顔の男性でデザインしたガラス製箸置き

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葛飾北斎と聞いて、皆様はまずどんなものをイメージするでしょうか?

多くの方は、いまや日本の国としての象徴にもなりつつある大波の絵「神奈川沖浪裏」か、通称・赤富士の名で通っている「凱風快晴」、次いで黒富士の名の「山下白雨」。

この3作品、いわゆる「三大役物」が大半だと思います。

ですが、北斎にはこのようなハイクオリティな画風とは別の顔を持っていました。

その別の顔こそが4000点もの漫画絵を描き残した「北斎漫画」です。

今日は、そんな北斎漫画のユニークさに触れられる、思わず笑みがこぼれてしまう男性の変顔の箸置きをご紹介します。

「北斎漫画」内の変顔の男性でデザインしたガラス製箸置き

北斎の多彩な才能に触れられるユニークな作品「北斎漫画」内の変顔の男性でデザインしたガラス製箸置き
北斎漫画の中でも特に人気(?)の変顔をデザインに起用したシンプル(??)なガラス製箸置きです。

数ある中から選ばれた1つが、この絵というのが北斎漫画がいかにユニークであるかを物語っていますね。

割りばしを使って変顔をするイラストを箸置きにする、というのもとっても面白いです。

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北斎漫画とは

北斎漫画

北斎漫画の三篇「相撲」 image by Wikipedia


「北斎漫画」は、一言で言えば日本の浮世絵師・葛飾北斎による絵画集です。

北斎自身が描いたものが1~10編まで、北斎の没後も15編まで刊行され、総計4000以上の北斎の漫画絵が納められています。

北斎の独自の視点と技法を堪能できる作品群は、彼の多彩な才能を垣間見ることができ、浮世絵の枠を超えた表現に挑戦した記録としても貴重です。

現代のようにコマ割りされている訳では無く、漫画風の絵柄で描かれた人物や動植物、風俗、職業や市井の人々、建築物に生活用具、名所、名勝、更には天候、故事、説話、歴史上の人物、妖怪や幽霊に至るまで様々な絵がカテゴライズされた上で描かれています。

北斎がいかに被写体の観察眼が優れていたか、その画力など北斎の実力が手に取るようにわかる作品集で、欧州などでも「ホクサイ・スケッチ」の名で知られており、多くの画家たちに影響を与えました。

その中でも、特に目を引くのが「変顔」の男性たちの描写です。

この変顔の男性はそんな北斎漫画の10編にある「百面相」パートに収録されたもの。

これらの人物は、当時の社会や風俗を風刺的に描くために用いられたこともありますが、今見ると、どこか愛嬌があり、親しみを感じさせる存在として楽しませてくれます。

ユニークな漫画絵である事を象徴する北斎漫画の代表絵にもなっています。

この「変顔」の男性たちをモチーフにしたガラス製箸置きは、伝統的な日本のアートを現代的にアレンジしたユニークなアイテムと言えそうです。

箸置きという一見シンプルなアイテムが、こんなにも視覚的に楽しませてくれるとは、北斎の作品が持つ魅力そのものを感じさせますね。

ガラスの素材感と北斎の繊細な表現が相まって、食事の際に目を引くだけでなく、会話を生むきっかけにも。

友人や家族との食事の時間を少し特別に感じさせてくれる、そんな一品です。

「北斎漫画」の魅力を凝縮したこのガラス製箸置きは、単なる実用的な道具を超えて、日常にアートを取り入れるための新しい手段としても一役買ってくれます。

食事の際に北斎のユーモアあふれる人物たちとともに過ごす時間は、どこか心が温まる瞬間になることでしょう。

このように、北斎の多彩な才能を楽しむことができる「北斎漫画」の中の一つの要素が、ガラス製の箸置きという形で現代の生活の中に取り入れられたことは、実に魅力的な試みです。

アートと日常が融合したこのアイテムは、北斎ファンや日本文化に興味のある人々にとってもユニークな選択肢と言えるでしょう。

北斎の作品が、ただの絵画としてだけでなく、日常の中で身近に感じられる存在となったことで、彼の芸術がより一層親しみを持って楽しめるようになりました。

ガラス製の箸置きは、そのユニークなデザインとともに、北斎の世界観をより深く、そして個人的に味わうための手段となっています。

北斎が描いた変顔の男性たちの表情が、あなたの食卓にユーモアとアートのエッセンスを加えてくれることでしょう。

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